【 PRYNTRIP Vol.6 】 雨の日の休日は、Pryntと一緒に自分のときめきに出会う旅へ(京都編)

2018/01/28

ふっと口をゆるめると、白い息がもれる。雨が、サラサラと地面をぬらす。京都の1月は想像よりもずっとずっと寒くて、かじかんだ手をポケットに、急いでねじこんだ。

今回の京都への滞在は、10日間。京都の情緒ある街並みや、街に散らばる可愛さを切り取りたくて、一眼レフも、フィルムカメラも、連れてきた。

だけれど、予想以上の寒さに、カメラを構える手がふるえている。 
その時ふと、もう1台、大事な相棒を連れてきていたことに気づく。

さっとシャッターを切れば、街並みも可愛さも、手のひらにすっと運んできてくれる、あの子。

わたしはそっとケースにカメラをしまって、わたしは、PryntをiPhoneにカチリとはめた。

今日は、心がときめいた瞬間に、シャッターを切ろう。

ときめきを探し歩く「京都・嵐山」のPRYNTRIP

午前10時。京都の観光地、嵐山。「寒いね」と言い合いながら、人々が甘酒だったり、美味しそうなホクホクしたごはんを片手に、足早に通り過ぎていく。わたしも、この寒さから守ってくれそうな、そしてときめきセンサーに引っかかりそうな場所を、キョロキョロと探していた。

伝統ある銭湯をリノベーションしたカフェへ


フラフラさまよっていると、趣のある建物が目にとまった。「ここが自分の場所です」と、どっしりと鎮座するその姿が、たくましい。のれんと壁の色と同色の白い旗が、パタパタと冷たい風にたなびく。

まずは間違いなくここでしょう、と独り言をつぶやいて、ポケットから素早く取り出したiPhoneを片手に、ぱしゃり、と小気味良い音でシャッターを切る。


手のひらサイズの写真が手のひらにやってきた。その写真もすっとポケットにしまって、冷たくなった足先をぎゅっと縮めながら、わたしはのれんをくぐる。

昔の銭湯の姿が残ったままの店内には、蛇口や鏡、体重計など、昔の温度がところどころに残っていた。

そんな中、提供された、ほんのり甘いお豆腐とパスタがまるで、お風呂にはいっているような暖かさで「ぜひゆっくりしていってね」と、体の芯からじーんと包んでくれた。

はじけるようなカラフルを横目に

ポカポカに温まった体を連れて、カフェを後にする。何かないかなと、キョロキョロとあたりを見回しながら歩いていると、カラフルな、はじけるような色の洪水が頭の中に押し寄せてきた。

赤・黄色・緑・青。観光客たちが、夢中でシャッターを切り「この飾りは、どういう意味なの?」と楽しそうに店員と会話をしている。わたしもこの、カラフルな世界にワクワクしながら、ちいさなおみやげをひとつ、自分宛に買うことにした。


お店を出る直前に振り返って、すかさずシャッターを切る。そんなわたしに、中国から観光にきた女性が、すこし微笑んで「かわいい写真ね」と声をかけた。

冬色の景色を眺めながら、ぬくぬく、ぽかぽか

雨がすこし強くなってきて、わたしはそっとカフェに逃げ込んだ。嵐山に来た時から、実はずっと気になっていた場所。足湯をしながら、景色をたのしめるカフェだ。

靴を脱いで、ちゃぽん、と足を入れると、足先からゾクゾクと、温度があがってくる。
ふわーっと体の芯が緩んでいくのを感じながら、顔をあげると、目の前には大きな鴨川が広がる。

名前も知らない大きな白い鳥が、ふわふわと空中を舞っていくのを横目にとらえつつ、より温度が高そうな位置に、足を移動する。至福の時。


ぬくぬくまどろみながら、そういえば「今日は心がときめいた時にシャッターを切ろう」と決めたことを思い出して、このぬくぬくも、ときめきと一緒だろうか?と少し疑問に思いながら、Pryntですぐさま、自分の足元を撮影してみる。
これだけみると、一体何の写真だかわからないけれど、今回重要なのはそこではない。

大事なのは自分のときめきにを敏感にキャッチして、正直に、シャッターを切れることなのだ。

SNSで話題のコーヒーショップでほっと一息

午後になると、雨もすこし、小降りになってきた。足湯からあがり、喉が乾いたので、SNSで話題になっているコーヒーショップへ足を運んでみることにした。ぱっと中のスタッフと目があうと、にこやかにポーズを決めてくれる。


あたたかいカフェラテを注文すると、綺麗なハート型のラテアートを施してくれた。
ロゴも、ちいさな店内も、全部かわいい。味も、すっきりまろやか。コーヒーがあまり得意ではないわたしにも、やさしく沁みた。

その後も、自由きままに、心ときめいたものへシャッターを切っていく。



ふと気づけば、あたりは少しずつ、陽が傾き始めていた。

「自分の中のときめき」を切り取る旅は、自分を知る旅になる

帰り道。手元に集まった写真たちは、構図もぐちゃぐちゃだし、なんなら悴む手で撮ったもんだからブレブレだしで、お世辞にも「上手だね」とか「すごい良い景色だね」とは言えないものたちばかりだった。

それでも、ばっちり構図を決めて撮ったものたちよりも、すごく愛しい。

それは、これらが自分のときめいたその瞬間を、一瞬にしてフリーズドライさせたものたちだったから。

わたしはそれらをポケットにしまって、寒い嵐山を後にする。

夜の京都はものすごく、ものすごく寒かったけれど、何だか心の真ん中が、ぽっとあったかいような、そんな気がした。

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PRYNT magazine編集部

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